「よし,考えていたことをできるところからやるぞ!」と意気込んだ月曜日。
授業観察の後,撃沈…
複雑な問題を一通り説明して,(一人の子が黒板で)解いて他の子はぼんやり。そして,「ノートにやりなさい」と指示。式・答えを写すだけではいかんと思い,黒板に残った式,答えを消すと,子どもたちから大ブーイング…
「みんなのためだよ。一人で解かなきゃ!」と訴えるも,心に響かず。挙句,喋り方を真似されバカにされた感じ。
子どもたちが解いている間,先生は他の仕事に取りかかる。
子どもたち,理解できていないため進まない→時間がかかって先生イライラ→でも子どもたちできない→面倒くさいから答えを教えちゃう・コピーさせる→子どもたち結局理解できない&「コピーすれば楽に早く終わる」という意識が育つ
絶対的な悪循環…今日は答えを教えることはしていませんでしたが…
そんな現状や前から気にしていたかけ算の学習が始まってどう指導しようか迷って,気分はがっつり落ち込み…
かけ算,パラグアイでは日本と違っています。
例えば,こんな感じ
4回3のかたまりがあるから4×3です。
日本だと,3つずつの4回分と考え,3×4となります。
後に九九表を指導するという観点に立つと,パラグアイ式だと辻褄が合わなくなります。
そもそもかけ算の概念は“累加”の考え方であるのに,パラグアイ式だとその概念からちょっと外れてしまうのです。ややこしいので詳しくは書きませんが…。
さらに,先生の使っている教科書を見せてもらうと,間違ってる!!9の段のページに3×9とか書いてある…(-_-;)撃沈…
いろいろ悩みましたが,かけ算については,「日本でやっているやり方の方が,かけ算の概念的にも合っているし,子どもたちにも理解しやすい」ということを訴える闘いに挑みました!
すると,あっさり「そうね」って(^_^;)
あっさり~!ま,ありがたいんですけどね。
で,試しに授業をしてみることに!
絶対,子どもたちに定着させてみせる!
勝負っ!!
ずっともやもやしていた中にちょっと晴れ間が見えたような感じです。
2年生たち,授業で私の作った教材を出すと喜んでくれました。そして,みんな教材の近くに机を持って来て興味津々!ありがたい。(でも,近づきすぎでしょ,みんな(笑))
いつまでも曇り空ではないですよね(^-^)
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