2011年3月16日水曜日

おやつ

 日本では,まだ地震が続いていたりたくさんの被害が出ていたりして,いたたまれない気持ちになります。私の勤務校の先生や子どもたち,保護者などたくさんの人がいつも声をかけてくれます。「家族や親戚は大丈夫?」「家族とは連絡が取れた?」。
 その温かさに感謝です。私にできること,それは,こうして私のこと,見知らぬ私の家族や親戚のことを思いやってくれる人たちと共に,自分が今やるべきことをしっかり考えてやっていく。これでしょう。

 そう思って毎日を過ごしています。


 今日は,学校の休憩時間について紹介します。
 午前中の休憩時間は9時(午後は3時)。パラグアイの小学校は朝7時から始まり,時間が早いため,この時間に朝ごはんを食べる習慣があります。学校に購買があり,サンドウィッチなどの軽食やお菓子が売られています。今年度は,この時間に政府から牛乳とクッキーが配られています。というか,休憩の前に(つまり授業の最後の時間に…)。 
 家庭からコップを持参して牛乳を飲みます。
 みんなおいしそうに食べています。

 この牛乳,新年度が始まってから大きなトラックで運ばれてきました。8年生が一生懸命運んでくれました。

 そして,私の学校ではなぜかある教室に牛乳とクッキーが山積み状態…盗難防止?
 牛乳とクッキーの山とともに…


 こうして子どもたちはおいしそうに朝ごはんを食べるのですが…

 食べずに持って帰る子も多いです。他にも,少々食べて,結局購買で他のお菓子を買ったり,他の子にあげたり。政府は何のためにこのクッキーを配っているのか?十分なお金がなくて,朝ごはんが買えない子どもたちのために?
 そういう子も中にはいるのかもしれません。その子たちのためにはなっているんでしょうが,他の子は…?甘いクッキー,大して栄養はないと思われます。どうしてもっと体にいいものにしないのか…。結局購買で甘いお菓子を買って,それらのゴミを散らかすならそんなクッキーいらない!
 クッキーがあるからそれをしっかり食べて,おやつ用の少しのお金を宿題や教材のために集めたらもっと充実した教育ができるのに…と今日同僚と話しました。
 子どもたちに何が必要なのか。政府も親も先生ももっと考えなきゃいけない気がします。。。 

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