2011年2月8日火曜日

信じること

 2月に入ってから,勤務校で算数の補習をしています。
 算数が苦手な子を各クラスの担任の先生に訊いて,12月にその子たちに(というかその親に通知表を通じて)案内を出していました。
 あれから約2か月。
 夏休みに宿題がなく,子どもたちは勉強をしない習慣のあるこの国。
 おまけに,先生たちも「子どもたち来るかな…?どうだろうね…」と。
 そんなこんなで「もし子どもたちが来なかったら休みが増えるし,どこかに出かけるかな」と思っていました。

 2月1日。
 子どもたちは,来てくれました。予定よりはるかに少ない4人でしたが。
 そして日を追うごとに人数は増え…
 補習に呼んでいない子も,親が来て「算数を見てほしい」と。
 みんなが遊んでいる夏休みに,私のつたないスペイン語の補習に来て,一生懸命勉強している子どもたち。“来ないだろうな”なんて思ってごめん。


 今日。
 朝から雨。
 雨の日は学校を休むのが習慣のこの国。
 でも,日にちを指定して子どもたちに案内を出しているし,雨が降っていても来るかもしれない…。
 家族は,「雨だから誰も来ないよ。」と,私が行こうとするのを止めました。
 誰かが来ていたら申し訳ないな…そう思いつつも,家族に負けて家にいてしまった私。


 「誰も来ないだろう。」それは,ただの予測。 
 「来るかもしれない。」これは,大きな期待。
 子どもたちを信じること。教師にとってものすごく大切なことなのに欠けていたなぁ。
 

 初めから諦めるよりも,子どもたちを信じて行動する教師でいたい。
 そう思った今日この頃でした。

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